作品情報
製作年 :2011年
監督 :ポール・フェイグ
キャスト:クリスティン・ウィグ、マーヤ・ルドルフ、ローズ・バーン、メリッサ・マッカーシー
第84回アカデミー賞脚本賞、助演女優賞ノミネート
あらすじ
みどころ
主演のクリスティン・ウィグは、サタデーナイトライブ出身の人気コメディアン。同じサタデーナイトライブ出身のコメディアン女優にはティナ・フェイがおり、どちらもとても美人。おまけに2人は、みずから脚本執筆もする才女で、ユーモアも演技の才能も抜群。そんな二人の大ファンである私にとって、ウィグの最新作に期待は募るばかり。
さて、ふたを開けてみると期待以上の傑作に仕上がっており、これでもかとばかりによくここまで笑いを詰め込んだものだと、改めてウィグの才能に惚れるばかりであった。
ファーストシーンから下ネタ全開で、セフレとの相性最悪なセックスシーンから始まり、最後までいきおいが衰えることがない。ウィグが演じる主人公アニーは、30代独身、開業したケーキ屋の事業に失敗し一文無し、おまけに恋人に逃げられ、現在は非正規雇用の身として、宝石店のレジ係をしている。そんな中、親友リリアンのブライズメイズとして、結婚式を盛り上げるために尽力をするわけだが、金持ちのヘレンに対抗するあまり全てが裏目に出てしまうさまは、滑稽でもあるがどこかこれ以上孤独になりたくない独身女性のあせりでもあるようで、悲しくもある。
ついに怒り狂ったアニーが披露宴で暴れまくるシーンは、爆笑間違い無しだがちょっとかわいそう。引出物の子犬も受け取れずに会場を後にするが、そこで登場するのが慰め役のメリッサ・マッカーシー!!
ワゴンに子犬を9匹乗せて、アニーのボロ車の横を並走するシーンが最高。ウィグも素晴らしいが、アカデミー賞にもノミネートされた、メリッサ・マッカーシーがすごすぎる。高校時代は爆竹を投げられる毎日だったが、図書館の本を読破し、今は政府機関で働き、お金持ちになったんだと語る姿には、腹がよじれる。
他にも、リタの赤裸々な夫婦生活の性生活にかんする不満の吐露など、見所は満載。ここまで下品なネタを扱っているにもかかわらず、全く不快でない点も良い。
とにかく、笑えるガールズムービーで、男女問わずスカッとしたい方にオススメする。