プリズナーズ Prisoners









作品情報
製作年 :2013年
監督  :ドゥニ・ヴィルヌーヴ
キャスト:ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノ

あらすじ
工務店を営むケラーの日常は、何の前触れもなく暗転した。
感謝祭の日、6歳の娘アナが忽然と消えてしまったのだ。
警察は青年アレックスを容疑者として拘束するが、自白も物証も得られず2日後に釈放。
刑事ロキの対応に不満を隠せないケラーは、アレックスが犯人だと確信し、自らの手で口を割らせようとする。
娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていく父親。粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。もがけばもがくほど混迷が深まるこの難事件の背後には、想像を絶する闇が広がっていた…。

感想
のちに「ブレードランナー2049」を監督することになる、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の出世作。
緊張感の途切れない撮影、重厚な演技、音楽。2転3転する先の読めない緻密な脚本など、すべての面でトップクラスの極上のサスペンスに仕上がっている。
10歳程度の知能しかないアレックスを拷問し、娘の居所を吐かせようとするシーンは痛ましいが、アレックスが本当のことを言わずに拷問を受け続ける理由が明らかになる終盤の展開は、涙なしには見られない。