東電の汚染水垂れ流しが問題の今こそ観るべき作品?!
作品情報
製作年 :2007年
監督 :デヴィッド・シルヴァーマン
脚本 :ジェームズ・L・ブルックス、マット・グレイニング
あらすじ
アメリカの田舎町スプリングフィールドで暮らすシンプソン一家。ある日ダメ親父のホーマーは、バーガーショップで助けたブタを飼い始め、一風変わった愛情を注ぐようになる。
その頃、湖の汚染が危機的水準に近づいたため、町は湖にごみを捨てることを禁止した。ブタの排泄物を貯めていたサイロを処理場に搬入しに行ったホーマーは、処理場が混雑していたため、禁止を無視しサイロを湖に捨ててしまう。 その結果、さらに汚染が進み強烈な汚染物質を撒き散らし始めた湖への対処を迫られたアーノルド・シュワルツェネッガー大統領は、スプリングフィールドをドームで覆い隔離するよう命じた。ドームで覆われ外界と遮断されたスプリングフィールドは、雨も降らず風も吹かない地獄と化したのだった。
見どころ
・シンプソンズ待望の映画化
シンプソンズは、アメリカ・FOXテレビで、1989年の放送開始から500話以上が放映されており、アメリカアニメ史上最長寿番組として知られ、2009年には20周年を迎えた。2012年2月19日に第500話目のエピソードが放映された。現在は60か国以上で20か国語に翻訳され、全世界で毎週6000万人以上が視聴している。エミー賞、ピーボディ賞受賞作品。
劇中の人間関係や各方面に及ぶ社会ネタに対するシニカルな描写が常時繰り返される一方、能天気なオプティミズム(楽天主義)と主人公一家の家族愛を根底に据えており、乾いたユーモアをあまりストレスなく楽しませる趣向になっている大人向けのアニメ。そんなシンプソンズが、総勢11人の脚本家によるブラックな笑いをたっぷり含み、満を持ししてついに映画化された。
・おなじみのキャラクター
主人公であり、家族の大黒柱のホーマーは、家族に対する愛情はとても強く、それを示す行動に出るがほとんど空回りに終わる。子供の頃に鼻から突っ込んだクレヨンが脳に刺さったのが原因で、頭が悪い(IQ55)。そんな彼が、スプリングフィールドの原子力発電所で安全管理官として働いているといった登場人物の設定はおなじみである。
・大スターが多数カメオ出演
グリーンデイや、シュワルツェネッガー、トム・ハンクスなど大スターや有名人が、実名でカメオ出演したり、さまざまな映画のパロディが随所にちりばめられているといった、芸能ネタも楽しみの一つ。